高齢者非小細胞肺がんに対するカルボプラチン/nab-パクリタキセル併用化学放射線療法;第1相試験

Omori S et al. Invest New Drug. 2022. PMID: 34495421
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34495421/

・高齢者非小細胞肺がんに対する化学放射線療法
・カルボプラチン/nab-パクリタキセル毎週投与併用、第1相試験


<背景>
・高齢者の局所進行非小細胞肺がんを対象とした臨床試験は少ない。
・高齢者の局所進行非小細胞肺がんに対するカルボプラチン/nab-パクリタキセル併用化学放射線療法の忍容性を評価するため、第1相試験を行った。

<対象と方法>
・適格基準:切除不能、III期非小細胞肺がん、PS 0-1、75歳以上。
・カルボプラチン/nab-パクリタキセルによる化学療法を毎週、6週間施行し、胸部放射線治療(64 Gy/32回)に同時併用。
・カルボプラチン:AUC 2 mg/mL/min、nab-パクリタキセルの用量を30 mg/m2から40 mg/m2へ増加させた。

<結果>
・4施設より19例の患者が登録された。
・Nab-パクリタキセルの推奨用量は30 mg/m2となった(40 mg/m2にて2例に用量制限毒性 [DLT, dose-limiting toxicity] が認められた。
・推奨用量にて治療が行われた17例の治療完遂率は100%(80% CI 83.8-100)
・全奏効率 76.5%、無増悪生存期間の中央値は13.4ヶ月。
・主なグレード3/4毒性は、白血球減少(23.5%)、好中球減少(17.6%)、貧血(5.9%)、感染(5.9%)。
・肺臓炎に伴う死亡が、試験の終了6ヶ月後に観察された。

<結論>
・高齢者の局所進行非小細胞肺がんにおいて、カルボプラチン/nab-パクリタキセル併用化学放射線療法の忍容性は良好で、有効性は有望な結果であった。


<関連wiki>
肺がん>非小細胞肺がん>局所進行>高齢者>化学放射線療法>カルボプラチン/nab-パクリタキセル


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