早期非小細胞肺がんに対する陽子線治療;第2相試験

  未分類

Kharod SM et al. Int J Part Ther. 2020. PMID: 33274252
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33274252/

・早期非小細胞肺がんに対する画像誘導下陽子線治療。
・第2相試験、米国。

<目的>
・早期非小細胞肺がん(NSCLC, non-small cell lung cancer)に対する画像誘導下体幹部定位放射線治療の良好な治療成績が報告されており、陽子線治療(PT, proton therapy)を用いた治療では治療関連毒性が少ないことが報告されている。
・今回、陽子線治療(PT)による寡分割照射の治療成績と毒性の評価を行った。

<対象と方法>
・2009年-2018年、T1-2N0M0 非小細胞肺がん(NSCLC)22例(T1 45%、T2 55%)に対し画像誘導下陽子線治療(PT)を施行した。
・診断時の年齢の中央値は72歳(58-90歳)であった。
・Fiducial markerを留置し、4次元 CT simulationを行い、dailyの画像誘導下治療を行った。
・9例(41%)は末梢型の病変に対し48 GyRBE/4回、13例(59%)は中枢性の病変に対し60 GyRBE/10回の照射を行った。
・主要評価項目:1年時点でのグレード3-5毒性

<結果>
・経過観察期間の中央値は3.5年(0.2-8.8年)であった。
・全生存率:3年 81%、5年 49%。
・疾患特異的生存率(補正生存率):3年 100%、5年 75%。
・3年局所制御率:86%、領域制御率 85%、遠隔制御率 95%。
・4例に照射野内から、治療18-45ヶ月後に再発が認められた。
・1例(5%)に晩期気管支狭窄(グレード3)の発生を認め、入院およびステント留置を要した。

<結論>
・早期非小細胞肺がんに対する画像誘導下用視線治療後の局所制御や長期生存成績は良好で、毒性の発生率は低かった。
・領域リンパ節や遠隔再発が依然課題である。


<関連wiki>
肺がん>非小細胞肺がん>早期>陽子線治療


LEAVE A COMMENT