間質性肺炎合併非小細胞肺がんに対する陽子線治療

  非小細胞肺がん

Hashimoto S et al. Radiat Oncol. 2022. PMID: 35313905
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35313905/


・間質性肺炎(IP, ineterstitial pneumonia)を合併している非小細胞肺がん(NSCLC, non-small cell lung cancer)に対する陽子線治療(PT, proton therapy)

<対象と方法>
・2013年9月-2019年12月に陽子線(PT)にて治療が行われた、間質性肺炎(IP)合併 非小細胞肺がん(NSCLC)29例を解析した。
・非小細胞肺がん(NSCLC)の病期はIA期-IIIB期。
・10/29例では、UIP(usual interstitial pneumonia)パターンの間質性肺炎であった。
・処方線量は様々で、66-74 Gy (RBE) / 10-37回。

<結果>
・経過観察期間中央値は21.1ヶ月で、生存者の経過観察期間中央値は37.2ヶ月
・年齢中央値は77歳、計画標的体積(PTV, planning target volume)中央値は 112.0 mLであった。
・2年局所制御率 85%、2年無増悪生存率 30%、2年全生存率 45%。
・CTCAE(ver 4.0)を用いた評価では、グレード3の放射線肺臓炎(RP, radiation pneumonitis)が1例に認められた。
・患者の生活の質(QOL, quality of life)(EORTC QLQ-C30、QLQ-LC13 および SF-36)スコアは3ヶ月後に変化を認めなかった。

<結論>
・間質性肺炎(IP)を合併した非小細胞肺がん(NSCLC)に対する陽子線治療(PT)は、治療3ヶ月後に明らかなQOLの低下を認めず、比較的安全な治療かもしれない。

LEAVE A COMMENT