乳がんに対する放射線治療後の原発性肺がんリスク

  乳がん

Zareie B et al. Breast Cancer. 2022. PMID: 35088288
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35088288/

・乳がんに対する放射線治療後の原発性肺がんリスク
・システマティックレビュー/メタアナリシス


<背景>
・疫学研究の結果からは放射線治療により2次発がんのリスクが上昇する可能性が示されている。
・乳がんに対する放射線治療後では、肺がんがもっとも重要な長期の合併症。

<方法>
・Scoups、Web of Science、MEDLINEを含む主要なデータベースにて検索を行い、乳がんに対する放射線治療と原発性肺がん/気管支または気管がんとの関連性を調査した。
・Newcastle-Ottawa Scaleを用いて研究の質を評価した。
・リスク比(RR, risk ratio)の推計を行い、平均効果を推計するために random-effects modelを用いた。

<結果>
・15研究を組み入れ、1,640,247例の乳がん女性を同定した。
・703,096例に対しては放射線治療が行われており、937,151例に対しては放射線治療が行われていなかった。
・10研究の解析において、放射線治療と肺がん発生との関連性は認められなかった(RR 0.95, 95% CI 0.87-1.02, p=.15)
・5研究に基づく解析においても、放射線治療と肺がん/気管あるいは気管支がんとの関連性は認められなかった(RR 0.98, 95% CI 0.93-1.02, p=0.32)

<結論>
・乳がんに対する放射線治療と肺がん発生リスク上昇との関連性は認められなかった。

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