中リスク前立腺がんに対する低線量率小線源治療 ー 小線源治療単独 vs. 小線源治療+外部照射 ー

  前立腺がん

Tsumura H et al. Sci Rep. 2022. PMID: 35773371
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35773371/

・中リスク(favorable / unfavorable intermediate risk)前立腺がん
・低線量率小線源治療単独 vs. 低線量率小線源治療+外部照射


<目的>
・中リスク前立腺がんに対する低線量率小線源治療単独(SEED-BT alone)と小線源治療+外部照射(SEED-BT+EBRT)をpropensity score-matched analysisにより比較した。

<対象と方法>
・2006年から2011年の期間に、3施設において、中リスク前立腺がんに対し低線量率小線源治療単独(SEED-BT alone)(775例)または小線源治療+外部照射(SEED-BT + EBRT)(158例)が行われた患者を解析した。
・Propensity-score matchingを用いて102ペアを比較。
・経過観察期間の中央値は95ヶ月(範囲 18-153ヶ月)
・8年生化学的無再発生存率は、小線源治療+外部照射(SEED-BT + EBRT)と比較して、小線源治療単独(SEED-BT alone)で治療された患者で良好であった(93.3% vs. 88.4%, HR 0.396, 95% CI 0.158-0.991)。
・晩期の尿路毒性(グレード2以上)の発生率は、小線源治療単独(SEED-BT alone)で治療された患者で少なかった(21.0% vs. 33.2%, HR 0.521, 95% CI 0.308-0.881)。
・同様に晩期の消化管毒性(グレード2以上)の発生率も小線源治療単独(SEED-BT alone)で治療された患者で少なかった(0% vs. 12.2%, HR 0.125, 95% CI 0.040-0.390)。
・Unfavorable intermediate riskのサブグループにおいて、小線源治療+外部照射(SEED-BT + EBRT)と比較して、小線源治療単独(SEED-BT alone)で治療された患者の生化学的無再発生存が良好であった(HR 0.325, 95% CI 0.115-0.915)。

<結論>
・Favorable / unfavorable intermediate risk 前立腺がん、いずれにおいても、小線源治療と外部照射の併用(SEED-BT + EBRT)と比較して、小線源治療単独(SEED-BT alone)の法が好ましい治療法かも。


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