外科的切除やアブレーション治療が適応外の肝細胞がん(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)

  肝細胞がん

Kimura T et al. Hepatol Res. 2015. PMID: 24849379
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24849379/

・外科的切除やアブレーション治療が適さない小さな肝細胞がん(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)


<背景/目的>
・外科的切除やアブレーション治療が適応外の小さなサイズの肝細胞がん(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)の有効性と安全性を評価する。

<対象と方法>
・65例、74肝細胞がん(HCC)病変を登録。
・肝細胞がん(HCC)のサイズの中央値は 16 mm。
・処方線量:アイソセンター処方にて48 Gy/4回。
・Child-Turcotte-Pug(CTP)スコアによる分類にて、クラス A 56例、クラスB 9例。
・経過観察期間の中央値:26ヶ月

<結果>
・2年全生存率は76.0%(95% CI 65.4-86.7%)、2年無増悪生存率 40.0%(95% CI 27.6-52.3%)、2年局所制御率 100%(95% CI 100%)。
・体幹部定位放射線治療(SBRT)後6-12ヶ月時点で、グレード3以上の毒性が15例(23.1%)に観察された。
・グレード3以上の毒性発生率は、CTPクラスAの患者と比較して、CTPクラスBの患者で高かった(p=0.0127)

<結論>
・病変サイズの小さな肝細胞がん(HCC)で、外科的切除やアブレーション治療が適応外の患者に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)は有効で比較的安全。


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