肝細胞がん(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT) vs. ラジオ波焼灼療法(RFA) ー メタアナリシス ー

  肝細胞がん

Facciorusso A et al. Expert Rev Anticancer Ther. 2021. PMID: 33590783
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33590783/

・肝細胞がん(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT) vs. ラジオ波焼灼療法(RFA)
・メタアナリシス


<背景>
・肝細胞がん(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)とラジオ波焼灼療法(RFA)後の治療成績比較のデータは依然として限定的で、報告により異なった結果が報告されている。
・今回のメタアナリシスの目的は、体幹部定位放射線治療(SBRT)とラジオ波焼灼療法(RFA)後の有効性と安全性を比較すること。

<対象と方法>
・2020年9月までにデータベースに報告されている研究を検索した。
・主要評価項目:無再発生存、副次評価項目:全生存、有害イベント

<結果>
・9研究、合計 6,545例を組み入れ解析を行った。
・1年無再発生存率は両群で同等の結果であった(オッズ比 2.11, 95% CI 0.67-6.63)
・2年無再発生存率(オッズ比率 2.06, 95% CI 1.48-2.88)、3年無再発生存率(オッズ比 1.86, 95% CI 1.07-3.26)は体幹部定位放射線治療(SBRT)で良好であった。
・ハザード比のプロット解析において、ラジオ波焼灼療法(RFA)と比較して、体幹部定位放射線治療(SBRT)後の無再発生存が良好であった(HR 0.50, 95% CI 0.33-0.76, p=0.001)。
・全生存は体幹部定位放射線治療(SBRT)とラジオ波焼灼療法(RFA)後で同様の結果であった(HR 1.03, 0.72-1.47)。
・重篤な有害イベント発生率に有意差は認められなかった(オッズ比 1.38, 95% CI 0.28-6.71)。

<結論>
・肝細胞がん(HCC)に対するラジオ波焼灼療法(RFA)後と比較して、体幹部定位放射線治療(SBRT)後の無再発生存が良好であった。
・体幹部定位放射線治療(SBRT)とラジオ波焼灼療法(RFA)後の全生存には明らかな差を認めなかった。


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