脳転移に対する定位放射線照射後の局所再発に対する定位放射線照射による再照射

  再照射, 脳転移

Balermpas P et al. PLoS One. 2018. PMID: 29874299
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29874299/

・脳転移に対する定位放射線照射後の照射野内再発に対する定位放射線照射による再照射


<目的>
・定位放射線照射(SRS)は新規脳転移に対する初期治療において高い局所制御率が得られ確立された治療となっている。
・しかしながら局所再発に対する定位放射線照射に関するデータは乏しい。
・定位放射線照射後の局所再発に対し、再度の定位放射線照射の実行可能性、有効性を報告する。

<対象と方法>
・脳転移に対する定位放射線照射後の局所再発に対し、2011年から2017年に再度の定位放射線照射(SRS2)を行った患者を後ろ向きに評価。
・患者や治療の因子、腫瘍制御や生存成績、毒性を解析した。

<結果>
・31例、32病変に対し定位放射線照射(SRS2)による再照射が行われていた。
・再照射時の年齢の中央値は64.9歳。
・主な組織型は乳がん(10例、31%)、非小細胞肺がん(10例、31%)、悪性黒色腫(5例、16%)。
・初回の定位放射線照射では19病変(59%)、2回目の定位放射線照射では29病変(91%)がサイバーナイフ(Cyberknife)により照射が行われており、その他の患者はガンマナイフ(Gamma Knife)により照射が行われていた。
・再照射時の計画標的体積(PTV)の中央値は2.5 cm3(範囲 0.1-37.5 cm3)、処方線量の中央値は 19 Gy(範囲 12-28 Gy)を69%アイソドーズライン(53-80%)に対し処方されており、1-5分割の照射が行われていた。
・1年全生存割合は62%、1年局所制御割合は80%。
・画像的な放射線脳壊死が16%に認められ、4例(13%)にグレード3以上の毒性の発現がみられた。

<結論>
・脳転移に対する定位放射線照射後の局所再発に対し、2回目の定位放射線照射による毒性は許容範囲ないで施行可能、全身状態が良好な患者では救済治療の選択肢として考慮できる。


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