乳がん>乳房切除術後放射線治療>T1-2N1>高齢者

 

乳がん>乳房切除術後放射線治療>T1-2N1>高齢者


Luo C, et al. Breast. 2021. PMID: 34388696

・高齢者、T1-2N1乳がんに対する乳房切除術後放射線治療(PMRT, postmastectomy radiation therapy)と生存成績
・データベース解析、SEER(Surveillance, Epidemiology, and End Results)
・背景:高齢者のT1-2N1 乳がんに対する乳房切除術後放射線治療(PMRT, postmastectomy radiation therapy)の予後への影響は不明です。
・高齢者乳がん T1-2N1患者に対する乳房切除術後放射線治療の効果を評価しました。
・方法:SEER(Surveillance, Epidemiology, and End Results)2004-2015年より、70歳以上のT1-2N1乳がん患者 7,052例を同定した。
・Fine and Gray competing risks regressionを用いて、乳房切除術後放射線治療とがん特異的生存との関連性を評価した。
・結果:経過観察期間(中央値):60.1ヶ月
・Propensity-matched patientsにおいて、多変量解析において、リンパ節転移3個で、腫瘍サイズ 2-5 cmの患者群において、乳房切除術後放射線治療(PMRT)と乳がん死亡の低下との関連性が認められた(HR 0.637, 95% CI 0.436-0.931, p=0.020)。
・乳房切除術後放射線治療によるベネフィットは、リンパ節転移が3個、腫瘍サイズが2-5cmで、化学療法が施行されなかった患者に限定的であった。
・化学療法が施行された患者群において、乳房切除術後放射線治療と乳がん特異的死亡との有意な関連性は認められなかった。
<結論>高齢者、T1-2N1 乳がん患者で化学療法が施行された患者では、乳房切除術後放射線治療(PMRT)の施行と乳がん特異的死亡との関連性は認められなかった。乳房切除術後放射線治療による乳がん特異的死亡の減少効果は、リンパ節転移が3個、腫瘍サイズが2-5 cmで、化学療法が施行されなかった患者に限られたものであった。


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