乳がん>乳房温存術後放射線治療>加速乳房部分照射>強度変調放射線治療>vs. 3次元原体照射

 

乳がん>乳房温存術後放射線治療>加速乳房部分照射>強度変調放射線治療>vs. 3次元原体照射


Leonard CE, et al. Cancer Med. 2021. PMID: 34469056

・乳がんに対する加速乳房部分照射(APBI, accelerated partial breast irradiation)
・強度変調放射線治療 vs. 3次元原体照射
・第3相ランダム化試験、米国
・目的:目的は、患者の自己評価による乳房の疼痛(breast pain)と美容性(cosmesis)を3次元原体照射(3D-CRT, three-dimensional radiotherapy)と 強度変調放射線治療(IMRT, intensity modulated radiotherapy)で比較すること。
・治療後12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月、48ヶ月および5年後に行った。
・対象と方法:656例(3次元原体照射 328例、強度変調放射線治療 328例)を強度変調放射線治療群と3次元原体照射群にランダム化した。
・加速乳房部分照射:38.5 Gy/10回(1日2回照射)
・結果:経過観察期間(中央値)3年
・多変量解析にて、治療前と比較して、12ヶ月時点で乳房の痛みは有意に低減していた。
・3次元原体照射と比較して、治療2年後(p=0.002)、3年後(p=0.045)の疼痛が強度変調放射線治療後で少なかった。
・患者評価による美容成績は、いずれの評価時点においても両群間に有意さを認めなかった。
・医師評価による美容成績は、1-4年間は両群間に有意さを認めなかったが、5年後時点では強度変調放射線治療と比較して、3次元原体照射で良好であった(p=0.047)
<結論>乳がんに対する加速乳房部分照射において、治療2年後時点での疼痛の軽減は、3次元原体照射と比較して、強度変調放射線治療で大きかった。患者評価による美容性は両群間に有意差を認めなかったが、医師評価では5年時点での美容性は3次元原体照射で良好であった。


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