乳がん>乳房温存術後放射線治療>非浸潤性乳管がん>後ろ向き研究

 

乳がん>乳房温存術後放射線治療>非浸潤性乳管がん>後ろ向き研究


Yotsumoto D, et al. Breast Cancer. 2021. PMID: 34665435

・非浸潤性乳管がん(DCIS, ductal carcinoma in situ)に対するアジュバント(術後)治療
・後ろ向き研究、日本、National Breast Cancer Registry
・目的:非浸潤性乳管がん(DCIS)に対する乳房温存手術後、放射線治療(RT, radiotherapy)とホルモン療法(ET, endocrine therapy)が治療選択肢。
・本邦における非浸潤性乳管がんに対する乳房温存手術後の治療パターンの調査を行った。
・方法:2014年-2016年、Japanese Breast Cancer Registry databaseより、非浸潤性乳がんに対し乳房温存手術が行われた患者データを抽出した。
・結果:非浸潤性乳管がんに対し乳房温存手術が行われた9,516例を同定した。
・23%に対してはアジュバント治療が行われておらず、71%に対し放射線治療、32%に対しホルモン療法、26%に対し併用療法が行われていた。
・2014年と比較して、2016年ではホルモン療法(OR 0.71)、併用療法(OR 0.77)が行われる患者の割合は低下していた。
・若年者(OR 0.75)や高齢者(OR 0.44)では放射線治療を受ける患者た患者の割合が低く、非認定施設でも放射線治療を受けた患者の割合が低かった(OR 0.56)。
・非認定施設で治療された患者(OR 1.58)や外科的切除断端陽性であった患者(OR 1.62)ではホルモン療法が行われた患者の割合が高かった。
・外科的切除断端陽性の患者では併用療法が行われた割合が高かった(OR 1.53)
<結論>今回の研究により非浸潤性乳管がん(DCIS, ductal carcinoma in situ)に対するアジュバント治療法のパターンが明らかとなった。施設や地域が依然としてアジュバント(術後)治療パターンへ影響を与える因子であった。


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