乳がん>体幹部定位放射線治療>骨転移

 

乳がん>体幹部定位放射線治療>骨転移


David S, et al. Breast. 2020. PMID: 31734589

・乳がん、骨転移のみのオリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療(SABR, stereotactic ablative body radiotherapy)
・前向き臨床試験、オーストラリア
・背景:体幹部定位放射線治療(SABR)がオリゴ転移/少数転移に対する非侵襲的治療として行われることが増えてきている。
・乳がんにおける前向きなエビデンスは限られています。
・目的:乳がんで、骨転移のみのオリゴ転移/少数転移に対する単回照射(single fraction)による体幹部定位放射線治療の安全性と実行可能性を評価すること。
・副次評価項目:局所無増悪生存(LPFS)、遠隔無増悪生存(DPFS)、毒性 および 奏効。
・対象と方法:単施設の前向き試験。
・CT、骨シンチ、sodium fluoride PETによる評価にて、骨にのみオリゴ転移が認められた患者を対象とした。
・適格基準:骨に1-3個の少数転移が認められた患者。
・体幹部定位放射線治療:それぞれの転移部位に対し20 Gy/1回の照射を行った。
・Kaplan-Meier法を用いて、局所無増悪生存、遠隔無増悪生存を評価した。
・毒性評価にはCTCAE v4.0を用いた。
・結果:15例が登録された。
・経過観察期間(中央値)24ヶ月。
・治療は12例(80%)で実行可能で、3例(20%)で3日以上の治療の遅延があった。
・10例(67%)にGrade 1、4例(27%)に Grade 2の治療関連毒性が認められた。
・Grade 3-4毒性は認められなかった。
・2年局所無増悪生存割合:100%、2年遠隔無増悪生存割合:67%。
<結論>乳がんで骨にのみオリゴ転移/少数転移が認められた患者に対する体幹部定位放射線治療は実行可能で、ン尿姓は良好であった。2年時点でおよそ2/3の患者では無病生存しており、有効であった。骨のみにオリゴ転移が認められた乳がん患者では、体幹部定位放射線治療を治療選択肢として考慮できる。


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