乳がん>少数転移>体幹部定位放射線治療>システマティックレビュー/メタアナリシス

 

乳がん>少数転移>体幹部定位放射線治療>システマティックレビュー/メタアナリシス


Viani GA, et al. Radiother Oncol. 2021. PMID: 34624408

・乳がん オリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療
・システマティックレビュー/メタアナリシス
・目的:様々ながんのオリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療(SABR, stereotactic ablative radiotherapy)は有効な治療であることが報告されている。
・今回、乳がん オリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療の有効性をメタアナリシスにて評価した。
・方法:PRISMA および MOOSE guidelineに準じて、システマティックレビュー/メタアナリシスを行った。
・MEDLINE、EMBASE、Cochrane Library、1990-2021年のannual meetingsの適格研究の検索を行った。
・結果:10研究が組み入れ基準に適合、467例、653転移病変を評価。
・局所制御割合:1年 97%、2年 90%。
・全生存割合:1年 93%、2年 81%。
・Grade 2 毒性:4.1%(95% CI 0.1-5)、Grade 3 毒性:0.7%(0-1%)
・Meta-regression解析において、前向き研究(p=0.001)、骨転移のみの転移(p=0.01)が良好な全生存と関連していた。
・サブグループ解析において、2年全生存割合はHER2陽性(100%)、ホルモン受容体陽性/HER2陰性(86%)、トリプルネガティブ(32%)で差異が認められた(p=0.001)
・局所制御の治療成績に関して、meta-regression 解析においてホルモン受容体(p=0.01)が有意な因子であった。
<結論>乳がん オリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療は安全で高い局所制御割合と関連していた。これまの報告の長期経過観察結果や現在進行中の前向き研究により乳がん オリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療の役割の確立が期待される。


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