前立腺がん>オリゴ転移>体幹部定位放射線治療>PSMA-PET

 

前立腺がん>オリゴ転移>体幹部定位放射線治療>PSMA-PET


後ろ向き研究


Kneebone A, et al. Eur Urol Oncol. 2018. PMID: 31158100

・PSMA-PET(prostate-specific membrane angigen positron emission tomography)にて同定された前立腺がんオリゴ転移/少数転移に対する体幹部定位放射線治療(SBRT, stereotactic body radiotherapy)
・前向き観察研究、オーストラリア
・背景:特にPSMA-PET(positron-specific membrane antigen positron emission tomography)が臨床応用されるようになった場合の、前立腺がん 少数転移/オリゴ転移のマネージメント法に関しては議論がある。
・目的:PSMA-PETが用いられる時代において、選択された前立腺がん オリゴ転移/少数転移患者に対し体幹部定位放射線治療(SBRT)を行うことにより治癒が望めるかを評価した。
・対象と方法:単施設の前向き研究;2014年11月-2016年7月、前立腺がん オリゴ転移/少数転移患者を登録した。
・対象:前立腺がんで、ホルモン療法(アンドロゲン抑制療法)の施行がない患者で、PSMA-PETにて、リンパ節または骨にオリゴ転移/少数転移(1-3個)が検出された患者を登録した。
・体幹部定位放射線治療のスケジュール:骨転移では 20 Gy/1回 または 24 Gy/2回、リンパ節転移に対しては50 Gy/5回 または 30 Gy/3回
・評価項目:主要評価項目:体幹部定位放射線治療後の生化学的(PSA)再発で、PSA nadir + 0.2 ng/mLと定義した。
・結果:57例が適格;50例(88%)に対して前立腺全摘除術が施行されていた。
・根治治療から体幹部定位放射線治療施行までの期間(中央値)5.6年。
・合計 73病変に対し治療が行われ、44例は1個の転移、13例は2-3個の転移であった。
・37例(65%)ではリンパ節転移のみ、18例(31%)は骨転移のみであった。
・経過観察期間(中央値)16ヶ月
・生化学的(PSA)無病生存期間(中央値):11ヶ月、15ヶ月生化学的無病生存割合:31.9%。
・生化学的(PSA)再発が認められた患者43例に対しては再度PSMA-PETを撮像したところ、照射野内の再発は認められなかった。
・生化学的無病生存期間(中央値)は、診断時のPSA値、グリソンスコア、診断から体幹部定位放射線治療施行までの期間、病変部位(リンパ節 vs. 骨)、体幹部定位放射線治療前のPSA倍化時間、転移の個数による影響を認めなかった。
・体幹部定位放射線治療前のPSA値が低い患者では、再発がある程度少なかった。
・毒性はまれで、Grade 2+晩期毒性を発生した患者は認められなかった。
<結論>体幹部定位放射線治療による局所制御は良好で、毒性は最小限であった。しかしながら、体幹部定位放射線治療15ヶ月後までに遠隔再発が認められることが多かったが、これまでに知られている予後因子による予測は困難であった。


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