前立腺がん>外照射後の局所再発>小線源治療

 

前立腺がん>外照射後の局所再発>小線源治療


【NRG/RTOG 0526】 Crook J, et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2021. PMID: 34740768

・前立腺がんに対する外照射(EBRT, external beam radiotherapy)後の局所再発に対する低線量率小線源治療(LD-BT, low doserate brachytherapy)による救済治療
・第2相試験、NRG/RTOG 0526
・目的:前立腺がんに対する外照射(EBRT)後の局所再発(LF, local failure)に対する低線量率小線源治療(LD-BT)による救済治療の有効性を報告すること。
・対象と方法:適格基準:低リスク/中リスク前立腺がん、外照射(EBRT)の既往があり、外照射(EBRT)>30ヶ月以降に生検にて確認された局所再発、PSA値<10 ng/mL、明らかなリンパ節転移や遠隔転移なし。
・主要評価項目:晩期消化管毒性、晩期尿路毒性(CTCAE v3.0 Grade 3以上)14%。
・最小経過観察期間5年における、副次評価項目:無病生存(DFS, disease-free survival)、疾患特異的生存(DSS, disease-specific survival)、全生存(OS, overall survival)
・局所増悪(LF)、遠隔および生化学的再発(DF/BF)を累積発生率にて算出した。
・結果:2007年5月-2014年1月、20施設より100例が集積(92例を解析)された。
・経過観察期間(中央値)6.7年(0.3-11.2年)、年齢(中央値)70歳(55-82歳)
・外照射の照射線量(中央値)74Gy(IQR 70-76Gy)
・外照射から小線源治療による救済治療までの期間(中央値)85ヶ月(IQR 60-119ヶ月)
・救済小線源治療とホルモン療法(アンドロゲン抑制療法)の併用が16%で行われた。
・10年全生存率:70%(95% CI 58-83)。
・19例が死亡しており(前立腺がん 5例、その他の原因 10例、原因不明 4例)。
・10年局所再発率:5%(95% CI-11)、10年遠隔再発率:19%(95% CI 10-29)、10年生化学的(PSA)再発率:46%(95% CI 34-57)
・無病生存率:5年 61%、10年 33%。
・治療前の背景因子と臨床成績との有意な関連性を認めなかった。
<結論>今回、前立腺がんに対する外照射後の局所再発に対する低線量小線源治療による救済治療の最初の多施設共同前向き研究結果を報告した。5年生化学的(PSA)再発回避率は68%で、他の救済治療と同定度のものであった。局所再発は比較的稀(5%)であったが、10年生化学的(PSA)再発率は46%であった。


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