子宮体がん>術後(化学)放射線療法>再発形式

 

子宮体がん>術後(化学)放射線療法>再発形式


Ren K, et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2021. PMID: 34701927

・早期子宮体がんに対するアジュバント(術後)放射線治療施行例の長期成績および再発形式
・多施設共同後ろ向き研究、中国
・目的:今回の研究の目的は、早期子宮体がんに対するアジュバント(術後)放射線治療後の生存成績および再発形式を、異なるリスク群における放射線治療法に基づいて解析を行い、今後の治療選択の最適化を行うこと。
・対象と方法:2000年1月-2017年1月、I-II期 子宮体がんに対しアジュバント放射線治療が施行された1298例を解析した。
・患者をESMO-ESGO-ESTRO分類により、低リスク(LR, low-risk)、中リスク(IR, intermediate-risk)、高-中リスク群(HIR, high-intermediate risk)、高リスク(HR, high-risk)に分類した。
・放射線治療の照射法は外照射(EBRT, external beam radiotherapy)および 膣円蓋小線源治療(VBT, vaginal brachytherapy)
結果:経過観察期間(中央値):51ヶ月
・10年全生存率:LR群 90%、IR群 85%、UIR群 84%、HR群 83%(p=0.018)
・91/1,298例に再発が認められ、8例に膣部再発、17例に領域リンパ節転移再発、66例に遠隔転移再発を認めた。
・5年無病生存率:LR群 96%、IR群 92.8%、UIR群 89%、HR群 85%(p<0.001)
・Competing risks regression analysisにおいて、リスク群や放射線治療法による再発の分布の異なりが認められた。
・10年累積遠隔再発率は高リスク群で最も高く(11.9%)、次いでHIR群(6.68%)、IR群(4.65%)、LR群(2.00%)であった(Grays’s test p<0.001) ・領域リンパ節再発も、IR群(1.3%)やLR群(1.43%)と比較して、HR群(2.18%)、HIR群(2.76%)で多い傾向が認められた(Gray’s test p>0.1)
・サブグループ解析において、膣円蓋部小線源治療単独と比較して、HIR群やHR群では外照射が行われた患者で10年遠隔転移発生率が高かった(Grays’s test p=0.004)
・外照射が行われた患者では局所領域再発が少ない傾向がみられた(1.66% vs. 3.54%, Gray’s test p=0.105)
<結論>今回の研究結果から、遠隔転移再発の発生リスクはリスク分類や放射線治療法による異なることが示唆された。


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