子宮頸がん>体幹部定位放射線治療

 

子宮頸がん>体幹部定位放射線治療


Lee TH, et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2021. PMID: 34701882

・子宮頸がんに対する放射線治療
・小線源治療(Brachytherapy)が不能な患者に対する体幹部定位放射線治療(SABR, stereotactic ablative body radiotherapy)によるブースト照射
・後ろ向き研究、韓国
・目的:子宮頸がん患者において、小線源治療が行えない患者に対する体幹部定位放射線治療(SABR)によるブースト照射の有効性と安全性を解析すること。
・対象と方法:25例の適格患者の medical recordsを後ろ向きにレビューした。
・患者に対し照射線量(中央値)45Gy(44-50.4Gy)/25-28回の骨盤部照射が行われていた。
・体幹部定位放射線治療が骨盤部放射線治療後に行われており、照射線量(中央値)は25Gy(20-33Gy)で、分割回数(中央値)は5回(4-6回)。
・1年以上経過観察された患者で毒性解析を行った。
・結果:放射線治療後の経過観察期間(中央値)2.85年(0.33-6.60年)
・3年局所制御率 80.9%、3年局所領域制御率 75.8%、3年無病生存率 40.9%、3年全生存率 77.1%。
・3年血尿回避率 58.5%、3年血便回避率 29.6%。
・Grade 4-5毒性は報告されていなかった。
・ROCカーブ解析において、膀胱の平均累積生物学的有効線量(BED)が血尿の予測因子であり(p=0.040)、直腸の最大累積BEDが血便発生と関連傾向が認められた(p=0.057)
<結論>子宮頸がん患者で、小線源治療が行えない患者に対する体幹部値英放射線治療によるブースト照射は有効で忍容可能。体幹部定位放射線治療(SABR)は小線源治療の代替治療とはならないものの、小線源治療が行えない患者では、体幹部定位放射線治療は治療選択肢となりうる。


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