子宮頸がん>有害事象>血液毒性>骨髄温存放射線治療>システマティックレビュー/メタアナリシス

 

子宮頸がん>有害事象>血液毒性>骨髄温存放射線治療>システマティックレビュー/メタアナリシス


Zhou P, et al. Radiother Oncol. 2021. PMID: 34718055

・子宮頸がんに対する骨盤骨髄温存放射線治療(pelvic bone marrow sparing radiotherapy)
・システマティックレビュー/メタアナリシス
・背景:局所進行子宮頸がんに対する同時化学放射線療法に伴い血液毒性(HT, hemotological toxicities)が発生することが多く、治療の中断が必要となり患者の予後へ影響を与える可能性がある。
・今回、骨盤部の骨髄温存(骨髄回避)放射線治療(pelvic [active] bone rmarrow [BM] sparing radiotherapy)のメタアナリシスを行った。
・方法:6個の電子データベースにおいてシステマティックレビューを行った。
・今回のシステマティックレビューでは、骨盤の骨髄の線量-体積パラメーター(DVP, dose-volume parameters)、骨髄温存放射線治療計画と骨髄非温存放射線治療計画に関して評価した。
・副次評価項目:適切な線量制約レジメンの探索、他の毒性(消化管毒性、尿路毒性)の評価。
・メタアナリシスにはrandom-effects modelsを用いた。
・結果:最終的に、65の報告が組み入れ基準を満たし、メタアナリシスに組み入れられた。
・骨盤骨髄温存計画における、骨盤部線量体積パラメータの平均差は、V10 -4.6、V20 -10.9、V40 -7.3、V50 -3.4。
・骨盤骨髄温存放射線治療により、血液毒性発生リスクの低下が認められた(Gr2/3+ OR 0.31/0.42)
・骨盤骨居ず温存放射線治療による消化管毒性(Gr2/3+ OR 0.76/0.90)、尿路毒性(Gr2/3+ OR 0.91/0.54)の増加を認めなかった。
・骨盤(活動性)骨髄温存放射線治療でも血液毒性の発生リスク低下効果が認められた(Gr2/3+ OR 0.42/0.34)
・線量制約に関しては報告により様々であった。
<結論>骨盤部骨髄温存放射線治療により骨髄への照射線量を減らし、血液毒性の低下効果が認められた。骨髄温存放射線治療による消化管毒性や尿路毒性の発生増加は認められなかった。骨盤部活動性骨髄温存による臨床的なベネフィットに関しては、今後ランダム化比較試験での評価が必要。


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