小児腫瘍>有害事象>冠動脈疾患>システマティックレビュー/メタアナリシス

 

小児腫瘍>有害事象>冠動脈疾患>システマティックレビュー/メタアナリシス


van Dalen EC, et al. Eur J Cancer. 2021. PMID: 34450551

・小児/青年/若年成人(CAYA, childhood, adlescent and youn adult)がんサバイバーにおける冠動脈疾患
・システマティックレビュー(International Late Effects of Childhood Cancer Guideline Harmonization Group)
・背景:冠動脈疾患(CAD, coronary artery disease)はがんサバイバーの晩期合併症ですが、統一された経過観察ガイドラインはありません。
・目的:小児/青年/若年成人(CAYA)がんサバイバーの冠動脈疾患(CAD)の経過観察に関する提言をまとめること。
・方法:システマティックレビューを行い、Grading of Recommendations, Assessment, development and Evaluation criteriaを用いてエビデンスをグレード化した。
結果:同定された522文献のうち、32文献が適格基準を満たした。
・冠動脈発生率は0-72%で、コントロール群と比較して有意に増加していた。
・冠動脈疾患リスクは心臓に対して放射線が照射された患者で上昇しており、特に15 Gy以上の照射が行われた患者でリスク上昇が大きかった(moderate-quality evidence)。
・医療提供者や心臓への放射線照射が行われたCAYAがんサバイバーに対して冠動脈血管疾患(CAD)リスクの上昇に関する助言を行う必要がある。
・スクリーニングを支持するエビデンスは不十分なものではあるものの、モニタリングを行い、調整可能な心血管障害のリスク因子のマネージメントが推奨される。
・治療強度や家族歴、合併症の存在に応じて経過観察の開始 / 頻度の調整を行い、40歳までは少なくとも5年ごとの評価が必要。


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