肺がん>小細胞肺がん>限局型>化学放射線療法>後ろ向き研究

 

肺がん>小細胞肺がん>限局型>化学放射線療法>後ろ向き研究


Doshita K, et al. Invest New Drugs. 2021. PMID: 34716848

・限局型小細胞肺がんの長期成績
・後ろ向き研究、日本
・背景:限局型小細胞肺がん(LD-SCLC, limited disease small cell lung cancer)に対し同時化学放射線療法が施行された患者において、長期成績の評価は未だ不十分です。
・長期成績と予後因子との関連性の調査も未だ不十分です。
・方法:今回の後ろ向き研究では、限局型小細胞肺がんに対し加速過分割照射による同時化学放射線療法が行われた患者120例を解析した。
・結果:年齢(中央値)は65.5歳、男性が多く(73%)、III期患者が80%であった。
・経過観察期間(中央値)72.2ヶ月。
・全生存期間(中央値)42.5ヶ月、3年生存率 52.4%、5年生存率 41.8%。
・無増悪生存期間(中央値)12.5ヶ月、3年無増悪生存率 37.6%、5年無増悪生存率 33.6%。
・5年全生存率は、12ヶ月無増悪生存例で37.6%、24ヶ月無増悪生存例で83.6%、36ヶ月無増悪生存例で91.9%であった。
・同時化学放射線療法後2年以内に病勢増悪の頻度が高かった。
・Cox proportional hazards modelを用いた解析において、長期生存と有意に関連する因子は同定されなかった。
<結論>長期予後と有意に関連する因子の同定はできなかったものの、コホート全体の5年生存率は41.8%であり、2年時点で無増悪生存していた患者の5年生存率は83.6%であった。


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