肺がん>非小細胞肺がん>局所進行>化学放射線療法>強度変調放射線治療

 

肺がん>非小細胞肺がん>局所進行>化学放射線療法>強度変調放射線治療


Koshy M, et al. Lung Cancer. 2017. PMID: 28625640

・III期非小細胞肺がんに対する化学放射線療法;強度変調放射線治療(IMRT, intensity modulated radiotherapy)と生存成績との関連性
・目的:III期非小細胞肺がんに対する根治的化学放射線療法における、放射線治療の照射技術(radiotherapy technique)が治療のコンプライアンスや全生存へ与える影響を評価すること。
・対象と方法:National Cancer Database(2003-2011年)、根治的化学放射線療法(60-63 Gy)が行われた患者を解析した。
・放射線治療の中断を4日間以上の照射休止と定義した。
・治療の照射技術は強度変調放射線治療(IMRT)とそれ以外の照射法(non-IMRT)に分けて比較した。
・結果:7,492例のうち、35%に放射線治療の中断が認められ、10%の患者に対してはIMRTによる照射が行われていた。
・生存例の経過観察期間(中央値)32ヶ月。
・生存期間(中央値)は、non-IMRT 18.2ヶ月、IMRT 20ヶ月(p<0.0001)
・生存期間(中央値)は、4日以上の照射休止を要した患者群では16.1ヶ月、照射休止を要しなかった患者群では19.8ヶ月(p<0.0001)であった。
・強度変調放射線治療で治療された患者では、照射休止を要することが少なかった(odds ratio 0.84, p=0.04)
・全生存に関する多変量解析において、強度変調放射線治療(HR 0.89, 95% CI 0.80-0.98, p=0.01)および 放射線治療の照射休止(HR 1.2, 95% CI 1.14-1.27, p=0.001)の有意な関連が認められた。
<結論>III期非小細胞肺がんに対する化学放射線療法において、強度変調放射線治療による生存成績の小さいながら有意な改善が認められた。放射線治療の休止を要した患者では生存成績が不良であった。


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