肺がん>非小細胞肺がん>局所進行>術後(化学)放射線療法>強度変調放射線治療>vs. 3次元原体照射

 

肺がん>非小細胞肺がん>局所進行>術後(化学)放射線療法>強度変調放射線治療>vs. 3次元原体照射


Jairam V, et al. Lung Cancer. 2021. PMID: 34607209

・非小細胞肺がんに対する術後放射線治療;強度変調放射線治療(IMRT, intensity modulated radiotherapy)vs. 3次元原体照射(3D-CRT, three dimentional conformal radiotherapy)
・目的:局所進行非小細胞肺がん(LA-NSCLC, locally advanced non small cell lung cancer)に対する術後放射線治療(PORT, post-operative radiation therapy)において、毒性が歴史的な問題。
・強度変調放射線治療(IMRT, intensity modulated radiotherapy)を用いることにより急性期および長期毒性を低減できる可能性がある。
・局所進行肺がんに対する術後放射線治療施行例において、強度変調放射線治療の関連因子 および強度変調放射線治療と毒性との関連性を検討した。
・方法:SEER(Surveillance, Epidemiology, and End Results)database(2006年1月-2014年12月)において、II-III期非小細胞肺がんに対し初期治療として手術が行われ、その後に術後放射線治療が行われた患者を抽出した。
・結果:620例の患者が組み入れ基準に合致した。
・441例(71.2%)に対し3次元原体照射、179例(28.8%)に対し強度変調放射線治療による照射が行われていた。
・平均年齢:73.9差異、54.7%が男性であった。
・強度変調放射線治療が行われる割合は、2006年 6.2% から 2014年 41.4%と増加傾向がみられた(p<0.001)
・強度変調放射線治療による肺毒性(OR 0.89, 95% CI 0.62-1.29、食道毒性(OR 1.09, 95% CI 0.75-1.58)、心毒性(OR 1.02, 95% CI 0.69-1.51)の減少効果を認めなかった。
・Propensity score matchingでも同様の結果であった。
・合併症と治療歴が治療毒性との関連が認められた。
<結論>高齢者患者群において、局所進行非小細胞肺がんに対する術後放射線治療において、3次元原体照射と強度変調放射線治療で毒性の差異を認めなかった。


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