肺がん>非小細胞肺がん>術後再発>化学放射線療法>寡分割照射

 

肺がん>非小細胞肺がん>術後再発>化学放射線療法>寡分割照射


Chen N, et al. Lung Cancer. 2021. PMID: 33933895

・非小細胞肺がん、外科的手術後の局所領域再発に対する寡分割照射による化学放射線療法
・第2相試験、中国、GASTO1017
・目的:非小細胞肺がん、術後局所領域再発に対する強度変調放射線治療(IMRT, intensity modulated radiotherapy)を用いた寡分割照射による同時化学放射線療法の有効性 および 毒性を第2相試験にて評価した。
・対象と方法:非小細胞肺がんに対する外科的に完全切除後、局所領域再発が認められ、遠隔転移のない患者を対象とした。
・寡分割照射:第1コースとして51 Gy/17回 または 40 Gy/10回の照射を行い、その後に照射休止期間をおいた。病勢増悪がなく、持続性のGrade 2毒性のない患者に対し、15 Gy/5回 または 28 Gy/7回のブースト照射を施行した。
・主要評価項目:無増悪生存(PFS, progression-free survival)
・結果:58例が登録され、解析が行われた。
・経過観察期間(中央値)23.9ヶ月
・無増悪生存割合:2年 59.7%、3年 46.4%
・全生存割合:2年 72.5%、3年 52.2%
・客観的奏効率:95.9%
・Grade 3毒性:肺臓炎 2例(3.4%)、食道炎 7例(12.1%)
・致死性の肺臓炎が1例(1.7%)に認められた。
・探索的サブグループ解析(exploratory subgroup analysis)において、全身状態(PS 0 vs. 1-2, 2-yr PFS 88.1% vs. 46.9%, p=0.001; 2-yr OS 100% vs. 59.4%, p<0.001)、再発部位(単発性 vs. 多発性, 2-yr PFS 93.8% vs. 47.4%, p=0.008; 2-yr OS 100% vs. 63.0%, p=.001)、肉眼的腫瘍体積(GTV, gross tumor volume)(<50 cm3 vs. >50 cm3, 2-yr PFS 70.6% vs. 46.2%, p=0.024; 2-yr OS, 85.6% vs. 57.4%, p=0.034)が無増悪生存や全生存と関連していた。
<結論>非小細胞肺がん術後局所再発に対する強度変調放射線治療を用いた、スプリットコース寡分割化学放射線療法による制御割合や生存成績は有望なもので、毒性は中等度のものであった。全身状態良好、孤立性の再発、肉眼的腫瘍体積(<50 cm3)が良好な無増悪生存 および 全生存と関連していた。


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