脊髄内転移>体幹部定位放射線治療

 

脊髄内転移>体幹部定位放射線治療


Tonneau M, et al. BMC Cancer. 2021. PMID: 34717570

・脊髄内転移(intramedullary metastases)に対する体幹部定位放射線治療
・ケース・シリーズとシステマティックレビュー、フランス
・背景:脊髄内転移(IMM, intramedullary metastasis)は稀な疾患で、その予後は不良。
・多くのがんに対する全身治療の発展に伴い、脊髄内転移(IMM)の発生が増加してきている。
・外科的手術 および/あるいは 放射線治療が主な治療となる
・少数の後ろ向き研究や症例報告では、体幹部定位放射線治療(SBRT, stereotactic body radiotherapy)による局所制御や臨床的改善効果は許容できると報告されているが、毒性に関する報告はない。
・今回、単施設にて脊髄内転移に対し体幹部定位放射線治療(SBRT)を施行した5例を報告し、脊髄転移(IMM)に対する体幹部定位放射線治療に関するシステマティックレビュー結果を報告する。
・方法:脊髄内転移(IMM)に対し体幹部定位放射線治療(SBRT)を行った患者を組み入れ解析を行った。
・結果:5例に対し体幹部定位放射線治療(SBRT)を施行し、照射線量(中央値)30Gy、分割回数(中央値)5回で、線量処方が行われたisodose line(中央値)は86%。
・経過観察期間(中央値)23ヶ月。
・2例に臨床的改善が認められ、3例で安定。
・画像的には25%で完全奏効が得られており、50%では安定であった。
・明らかな治療に関連した毒性の発生は観察されなかった。
<結論>脊髄転移に対する緩和治療として体幹部定位放射線治療は有効で安全な治療選択肢である様子。


<< 脊髄内転移