膵がん>術前化学放射線療法>併用レジメン>ゲムシタビン/nab-パクリタキセル

 

膵がん>術前化学放射線療法>併用レジメン>ゲムシタビン/nab-パクリタキセル


Hayasaki A, et al. Pancreas. 2021. PMID: 34714288

・限局性膵がん(PDAC, pancreatic ductal adenocarcinoma)に対するゲムシタビン/nab-パクリタキセル併用術前化学放射線療法
・第1相試験、日本
・目的:限局性膵がんに対するゲムシタビン / nab-パクリタキセル併用術前化学放射線療法の実行可能性を評価し、nab-パクリタキセルの推奨用量を決定すること。
・方法:限局性膵がんで、主要動脈に接触または浸潤している限局性膵がんを対象とした。ゲムシタビン / nab-パクリタキセルによる化学療法を on days 1, 5, 29 and 43に行った。
・ゲムシタビンの投与量は 600 mg/m2、nab-パクリタキセルの用量を 3 + 3 dose escalation schemaを用いて用量の変更を行った。
・3次元原体照射を用いて、化学療法と同時に50.4Gy/28回の照射を行った。
・結果:15例の患者が登録された。
・好中球減少(Grade 3-4)が4例(26.7%)に認められた。
・Grade 3-4の白血球減少が1例(6.7%)、胆道感染が2例(13.3%)、食欲低下/嘔気が1例(6.7%)、アナフィラキシーが1例(6.7%)に認められた。
・Nab-パクリタキセルの推奨用量は level 2と決定された(ゲムシタビン 600 mg/m2, nab-パクリタキセル 100 mg/m2)。
・3例に対し追加の化学療法後に膵切除術が施行され、R0切除が得られた。
<結論>限局性膵がんに対するゲムシタビン / nab-パクリタキセル併用術前放射線治療(50.4 Gy)における推奨用量は、ゲムシタビン(600 mg/m2)、nab-パクリタキセル(100 mg/m2)。


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