食道がん>化学放射線療法>導入化学療法>併用レジメン>DCF

 

食道がん>化学放射線療法>導入化学療法>併用レジメン>DCF


Satake H, et al. Cancer Chemother Pharmacol. 2016. PMID: 27193097

・切除不能局所進行食道がんに対する、ドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシルによる導入化学療法+同時化学放射線療法
・第1/2相試験、日本
・目的:外科的切除不能局所進行食道がんに対する標準治療は同時化学放射線療法。
・しかしながら、生存成績はいまだ満足できるものではない。
・切除可能 II/III期食道扁平上皮がんにおいては、ドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシル(DCF)による導入化学療法の有効性が示されており、病理学的完全奏効割合は17%程度。
・今回、切除不能局所進行食道扁平上皮がんに対するDCF療法による導入化学療法と同時化学放射線療法の有効性と安全性を評価した。
・対象と方法:適格基準:食道扁平上皮がん、cT4 および/あるいは M1リンパ節転移、PS 0-1、20-70歳。
・導入化学療法(DCF療法):ドセタキセル 70 mg/m2、シスプラチン 70 mg/m2 on day 1、フルオロウラシル 750 mg/m2 on days 105、3週毎、3サイクルを施行
・同時化学療法:シスプラチン 70 mg/m2 on days 64 and 92、フルオロウラシル 700 mg/m2 on days 64-67 and 92-95
・放射線治療:60 Gy/30回
・(第2相試験の)主要評価項目:完全奏効割合(CR, complete response)
・結果:33例が登録された。
・プロトコールの完遂率は88%。
・13例(39.4%)で完全奏効が得られた。
・経過観察期間(中央値)41ヶ月(24-49ヶ月)
・無増悪生存期間(中央値)12.2ヶ月、生存期間(中央値)26.0ヶ月
・3年生存割合:40.4%
・主なGrade 3-4毒性は好中球減少、白血球減少、食欲低下、嚥下障害
・治療関連死亡は観察されなかった
<結論>切除不能局所進行食道扁平上皮がんに対するドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシル(DCF)による導入化学療法+同時化学放射線療法は忍容可能で有効性は有望なものであった。


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