食道がん>化学放射線療法>照射線量

 

食道がん>化学放射線療法>照射線量


Kato K, et al. Jpn J Clin Oncol. 2013. PMID: 23585687

・II-III期食道がんに対する同時併用化学放射線療法
・照射線量:50.4 Gy、予防的リンパ節照射あり
・第2相試験、日本
・目的:切除可能食道扁平上皮がんにおいて、根治的化学放射線療法は根治的治療の選択肢の1つです。
・II-III期食道がんに対する総線量 50.4 Gyの同時化学放射線療法の有効性および毒性を評価した。
・対象と方法:食道がん、臨床病期 II-III期(T1N1M0 / T2-3N0-1M0)
・放射線治療:総線量 50.4 Gy(予防的リンパ節照射 41.4 Gy)
・同時化学療法:フルオロウラシル 1000 mg/m2 on days 1-4、シスプラチン 75 mg/m2 on day 1、4週ごと、2サイクル
・同時化学放射線療法後、シスプラチン/5-FUによるアジュバント化学療法を2コース追加した。
・結果:2006年6月-2008年5月、51例が登録された。
・年齢(中央値)64歳、男性 45例、PS 0/1 32例/19例、IIA期 9例、IIB期 20例、III期 22例
・36例(70.6%)で完全奏効が得られた。
・全生存割合:1年 88.2%、3年 63.8%
・無増悪生存割合:1年 66.7%、3年 56.6%
・急性期毒性(Grade 3-4):食欲不振(45%)、食道炎(35%)、発熱性好中球減少症(20%)。
・残存腫瘍 / 再発病変に対し救済手術が8例(15.6%)に対し施行された。
・救済手術に関連した死亡は認められなかった。
<結論>食道がんに対する予防的照射を含めた総線量50.4 Gyの化学放射線療法の治療成績は有望なものであった。


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