髄膜腫>異型性髄膜腫>定位放射線治療

 

髄膜腫>異型性髄膜腫>定位放射線治療


Hasegawa H, et al. J Neurooncol. 2021. PMID: 34705189

・異型性髄膜腫(atypical meningioma, WHO Grade II)に対する定位放射線治療 / 定位手術的照射
・後ろ向き研究、米国
・目的:異型性髄膜腫(AM, atypical meningioma)に対する定位放射線治療 / 定位手術的照射(SRS, stereotactic radiosurgery)の役割を評価すること
・方法:1995-2019年、異型性髄膜腫に対しSRSを施行した68例の患者を解析した。
・結果:19例(28%)に対しては外照射(EBRT, external beam radiotherapy)(照射線量[中央値] 54Gy)の照射歴があった。
・経過観察期間(中央値):52か月
・18例(26%)に対してはアジュバント治療として(<6か月)、17例(25%)に対しては早期救済治療(7-18か月)として、33例(49%)に対しては後期救済治療(>18か月)としてSRSが行われていた。
・無増悪生存割合:3年 52%、5年 35%、10年 25%。
・疾患特異的生存割合:3年 85%、5年 78%、10年 61%。
・放射線治療に関連した有害イベントが12例(18%)に認められ、主な合併症は発作(seizure)の新規発生/増加(7例)であった。
・外照射の既往のある患者では、無増悪生存(HR 5.92, p<0.01)および 疾患特異的生存(HR 5.84, p<0.01)が不良で、放射線治療に関連した有害イベントリスクが高かった(HR 3.31, p=0.04)
・術後のアジュバント治療(HR 3.17, p=0.01)や晩期の救済治療(HR 4.39, p<0.01)と比較して、早期の救済SRSでは無増悪生存が不良であった。
<結論>異型性髄膜腫の残存/再発に対する定位放射線治療/定位手術的照射後の無増悪生存は不良であった。外照射の既往は不良な腫瘍制御、腫瘍関連性の死亡および放射線治療関連性有害イベントの増加と関連していた。救済定位照射と比較して、術後アジュバントでの定位手術的照射により腫瘍制御を改善可能かを評価するさらなる研究が必要。


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