直腸がん術後の局所領域再発に対する再照射;炭素イオン線治療 vs. X線治療

  再照射, 直腸がん

Chung SY et al. Sci Rep. 2022. PMID: 35115612
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35115612/

・直腸がんの局所領域再発に対する再照射
・炭素イオン線治療(CIRT) vs. X線治療(XRT)


<背景>
・直腸がんの局所領域再発に対する治療において、炭素イオン線治療(CIRT, carbon ion radiotherapy)への関心が高まってきている。
・直腸がんの局所領域再発に対する再照射における、炭素イオン線治療(CIRT)とX線治療(XRT)を比較した研究は行われていていない。
・直腸がんの局所領域再発に対し、炭素イオン線(CIRT)またはX線(XRT)により再照射を行った患者の局所制御、全生存、晩期毒性の解析を行い、CIRTとXRTの比較を行った。

<方法>
・2005年3月-2019年7月、炭素イオン線(CIRT)またはX線(XRT)により骨盤部に対し再照射が行われた患者を解析した。
・炭素イオン線治療(CIRT):70.4Gy(RBE)/16回。
・X線治療(XRT)の照射線量の中央値は50 Gy(25-62.5 Gy)/(中央値)25回(3-33回)。
・炭素イオン線治療群(CIRT)35例、X線治療群(XRT)31例。
・再発部位や化学療法に関し、両群の背景に違いが認められた。
・X線治療(XRT)と比較して、炭素イオン線治療(CIRT)後、局所再発が少なく(adjusted HR 0.17, p=0.002)、全生存が良好で(HR 0.30, p=0.004)、晩期毒性の発生率が低かった(HR 0.15, p=0.015)。

<結論>
・直腸がんに対する局所領域再発に対する再照射において、X線治療(XRT)と比較して、炭素イオン線治療(CIRT)後の局所制御や生存成績が良好で、晩期毒性の発生率は低かった。


<関連wiki>
直腸がん>再照射>炭素イオン線治療>vs. X線


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