食道がんに対する放射線治療後の局所領域再発に対する再照射

  食道がん

Lan K et al. Radiat Oncol. 2022. PMID: 35346285
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35346285/

・食道扁平上皮がんの局所領域再発に対する再照射の有効性と安全性
・システマティックレビュー/メタアナリシス


<背景>
・放射線治療による治療歴のある食道扁平上皮がん(ESCC, esophageal squamous cell carcinoma)の局所領域再発に対する標準的な治療法は確立されていない。
・今回の研究の目的は、食道扁平上皮がん(ESCC)の局所領域再発に対する再照射の有効性と安全性を評価すること。

<結論>
・PubMed, EmBase, Cochrane library databaseを用いて、2021年1月までの報告を検索した。
・Random effects modelを用いて、pooled effectを推計した。
・サブグループ解析を行い、再照射の有効性を背景因子に基づき評価した。

<結果>
・9つの後ろ向き研究を対象に、食道扁平上皮がん(ESCC)573例の局所領域再発患者を解析した。
・再照射後の生存率:1年 59%、2年 25%、3年 25%、5年 15%。
・再照射後の完全奏効率は54%、局所再再発率は62%であった。
・再照射後の全生存期間中央値は13.94ヶ月、局所無再発生存期間中央値は11.01ヶ月であった。
・再照射後のグレード3以上の有害イベント(食道穿孔、食道気道瘻、放射線肺臓炎)の発生が目立った。

<結論>
・今回の研究結果から、食道扁平上皮がん(ESCC)の放射線治療後の局所領域再発に対する再照射は可能であった。
・しかしながら、治療に関連した有害イベントに関して慎重に経過観察が行われるべきであり、有害イベントには食道穿孔や食道気道瘻、放射線肺臓炎などがある。

LEAVE A COMMENT