乳がんに対する術後放射線治療ー寡分割照射 vs. 通常分割照射ーメタアナリシス

  乳がん

Marta GN et al. Breast. 2022. PMID: 35131647
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35131647/

・乳がんに対する寡分割照射による術後放射線治療
・システマティックレビュー/メタアナリシス


<背景>
・乳がんに対する中等度寡分割照射による術後照射の現在のエビデンスを評価した。
・研究の目的は乳がんに対する術後放射線治療における、通常分割照射と寡分割照射の比較結果を要約すること。

<対象と方法>
・Cochrane Central Register of Controlled Trials、MEDLINE、EMBASE、LILACS databaseにおいて、2021年3月25日までに報告されている研究を検索した。
・乳がんに対する術後放射線治療で、通常分割照射と寡分割照射を比較した第3相ランダム化試験を選択した。
・今回のレビューは、PRISMA(Preferred Reporting Items for Systematic Reviews and Meta-Analyses) Statementに準拠して行った。

<結果>
・8 ランダム化試験を解析した。
・12,139例の乳がん患者が通常分割照射と寡分割照射にランダム化されていた。
・通常分割照射と寡分割照射の比較において、局所再発、局所領域再発、無病生存および全生存に明らかな違いを認めなかった。
・重篤な副作用は、通常分割照射、寡分割照射、いずれも少なかった。
・晩期の副作用や美容性成績は通常分割照射と比較して、寡分割照射で同等か良好な結果であった。

<結論>
・乳がん患者に対する術後放射線治療において、通常分割照射と比較して、中等度寡分割照射は少なくとも有効性や安全性は同等で、乳がん患者では寡分割照射を考慮する必要がある。

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