【PARCER】 子宮頸がんに対する術後(化学)放射線療法 ー強度変調放射線治療 vs. 3次元原体照射ー

  子宮頸がん

Chopra S et al. J Clin Oncol. 2021. PMID: 34506246
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34506246/

・子宮頸がんに対するアジュバント(術後)放射線治療後の晩期毒性
・画像誘導下強度変調放射線治療(IG-IMRT) vs. 3次元原体照射(3DCRT)
・ランダム化試験、PARCER試験


<目的>
・PARCER(Postoperative Adjuvant Radiation in Cervical Cancer)試験は、第3相ランダム化試験で、子宮頸がんに対し術後放射線治療における、画像誘導下強度変調放射線治療(IG-IMRT, image-guided intensity-modulated radiotherapy)と3次元原体照射(3D-CRT, three-dimensional conformal radiation therapy)後の晩期毒性の比較を行った。

<対象と方法>
・患者を(1:1)の割合で、画像誘導下強度変調放射線治療群(IG-IMRT群)と3次元原体照射群(3D-CRT群)にランダム化した。
・子宮摘出術のタイプ、同時化学療法の施行の有無により層別化を行った。
・主要評価項目:3年晩期消化管毒性(グレード2以上)発生率(CTCEA v 3.0)
・副次評価項目:急性期毒性、生活の質(health-related quality of life)、骨盤内無再発生存、無病生存、全生存

<結果>
・2011年から2019年の期間に、300例がランダム化された(IG-IMRT群 151例、3D-CRT群 149例)。
・経過観察期間の中央値46ヶ月(IQR 20-72)時点で、3年累積晩期消化管毒性(G2以上)発生率は、IG-IMRT群 21.1%、3D-CRT群 42.4%(HR 0.46; 95% CI 0.29-0.73; p<0.001)。
・何らかの晩期毒性(G2以上)の累積発生率は、IG-IMRT群 28.1%、3D-CRT群 48.9%(HR 0.50, 95% Ci 0.33-0.76; p<0.001)。
・3次元原体照射(3D-CRT)と比較して、強度変調放射線治療(IG-IMRT)群の患者で下痢が少なく(p=0.04)、食欲が良好で(p=0.008)、消化管症状が少なかった(p=0.002)。
・3年骨盤内無再発生存率:IG-IMRT群 81.8%、3D-CRT群 84%(HR 1.17; 95% CI 0.68-1.99; p=0.55)。
・3年無病生存率:IG-IMRT群 76.9%、3D-CRT群 81.2%(HR 1.03; 95% CI 0.62-1.71; p=0.89)。

<結論>
・子宮頸がんに対する術後放射線治療において、3次元原体照射(3D-CRT)と比較して、画像誘導下強度変調放射線治療(IG-IMRT)では、治療成績を悪化させることなく、毒性を低減できる。


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