前立腺がんに対する低線量率小線源治療後 ー ミラベグロンは頻尿を軽減 ー

  前立腺がん

Nakai Y et al. Urology. 2022. PMID: 34973240
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34973240/

・前立腺がんに対する小線源治療例に対するミラベグロン(商品名:ベタニス)
・ランダム化試験


<目的>
・前立腺がんに対する125Iによる小線源治療施行例の下部尿路症状に対し、α1アドレナリン受容体遮断薬へミラベグロンの追加する効果を評価すること。

<対象と方法>
・2016年9月-2018年10月、前立腺がん(cT1-cT3N0M0)に対し125I-小線源治療を施行した患者を登録した。
・(1:1)の割合で、タムスロシン(0.2 mg/day)とミラベクロン(50 mg/day)を併用する群とタムスロシン単独群にランダム化。
・主要評価項目:小線源治療3ヶ月時点での、治療前からの排尿時の平均排尿量。
・副次評価項目:IPSS(International Prostate Symptom Score)、Overactive Bladder Symptom Score、Expanded Prostate Cancer Index Composite score、小線源治療3ヶ月後の頻尿の程度。

<結果>
・1回平均排尿量の変化は、タムスロシン/ミラベグロン併用群 -62.5(SD ± 53.8)、タムスロシン単独群 -68.0(SD ± 52.7)(p=0.17)。
・タムスロシン単独群と比較して、Overactive Bladder Symptom Scoreは、タムスロシン/ミラベクロン併用群で軽度(p=0.02)で、24時間排尿回数も併用群で少なかった(p=0.03)。
・治療後3ヶ月以内の 尿閉発生率は、併用群 7.3%(9/122例)、タムスロシン単独群 6.0%(7/118例)(p=0.80)

<結論>
・125I-小線源治療後のタムスロシンとミラベグロンの併用による、平均排尿量の改善は認められなかった。
・しかしながら、頻尿や過活動性膀胱症状の改善効果が認められた。


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