早期声門がんに対する強度変調放射線治療(IMRT)を用いた頸動脈回避照射

  声門がん

Bicakci BC, et al. Head Neck. 2022. PMID: 35596585
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35596585/

・早期声門がんに対する頸動脈回避強度変調放射線治療
・TROGD-01-007、トルコ


<背景>
・早期喉頭がんに対する頸動脈回避強度変調放射線治療の治療成績を報告する。

<対象と方法>
・トルコ6施設にて早期声門がんに対し、強度変調放射線治療(IMRT, intensity modulated radiotherapy) / 強度変調回転照射(VMAT, volumetric modulated radiotherapy)により頸動脈回避照射が行われた201例を後ろ向きに解析した。

<結果>
・経過観察期間の中央値は31ヶ月。
・局所制御率:1年 99.4%、3年 98.4%。
・局所領域制御率:1年 94.7%、3年 93%。
・T病期、前交連への浸潤、強度変調放射線治療の照射技術、線量分割は局所制御の予後因子ではなかった。
・全体で、8例は再発または毒性のために喉頭機能を失った。
・急性期に喉頭浮腫(グレード3)を8例(4%)、喉頭浮腫(グレード4)を1例(0.5%)に認めた。
・晩期に喉頭浮腫(グレード3)を2例(1%)、喉頭浮腫(グレード4)を1例(0.5%)に認めた。

<結論>
・従来の報告と比較して、頸動脈回避強度変調放射線治療(IMRT)の治療成績は良好で、副作用も許容範囲のものであった。
・脳卒中への影響を評価するために、長期の経過観察が必要。


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