IVA期 子宮頸がんに対する(化学)放射線療法後の生存成績

  子宮頸がん

Schiff JP et al. Gynecol Oncol. 2022. PMID: 35691754
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35691754/

・子宮頸がん IVA期(膀胱や直腸粘膜浸潤)患者の全生存成績
・前向き観察コホート研究、米国


<目的>
・FIGO IVA期の子宮頸がんの予後は不良。
・PET/CTによるステージング、化学療法の同時併用、画像誘導下小線源治療を用いても、これらの患者の全生存(OS, overall survival)は依然として不良。
・治療には積極的に化学療法や放射線治療を行っていく必要がある。
・今回、子宮頸がん FIGO IVA期患者の単施設の前向きコホート研究の結果を報告する。

<対象と方法>
・1997年から2020年の期間、IVA期子宮頸がんと診断され治療が行われた患者を前向きにモニタリングを行った。
・ステージングに関しては後ろ向きに 2018 FIGO staging systemに割り当てを行った。
・全例、治療を開始する前にPET-CTによるステージングが行われており、放射線治療(± 化学療法)による治療が行われていた。
・主要アウトカム:全生存(OS)
・副次アウトカム:局所制御、無増悪生存(PFS, progression-free surfvival)、疾患特異的生存(DSS, disease-specific survival)。

<結果>
・新規にIVA期子宮頸がんと診断された32例に対し根治的(化学)放射線療法が行われた。
・経過観察期間の中央値は4.27年(1.31-10.35)
・69%(22/32例)の患者では根治治療の一環として小線源治療が行われており、88%(28/32例)では化学療法の同時併用が行われていた。
・最終経過観察時点で、44%(14/32例)では明らかな再発/残存病変を認めなかった。
・5年局所制御率 79%、無増悪生存率 49%、全生存率 48%。
・多変量解析にて、代謝的完全奏効(complete metabolic response)が良好な無増悪生存(HR 0.256, 95% CI 0.078-0.836, p=0.024)や全生存(HR 0.273, 95% CI 0.081-0.919)と相関していた。

<結論>
・IV期子宮頸がんに対する根治的化学放射線療法後、一定の患者では長期生存が得られていた。


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