頭頸部がんに対する放射線治療 ー セツキシマブ併用 vs. シスプラチン併用 ー

  頭頸部がん

Li YL et al. Eur Arch Otohinolaryngol. 2022. PMID: 35986743
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35986743/

・頭頸部がんに対するセツキシマブ併用放射線治療 vs. シスプラチン併用放射線治療
・ランダム化試験のシステマティック・レビュー/メタ解析


<背景>
・頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)に対するセツキシマブ併用 vs. シスプラチン併用の有効性を安全性を評価した。

<対象と方法>
・頭頸部がんに対するセツキシマブ併用放射線治療とシスプラチン併用放射線治療を比較したランダム化比較試験のメタ解析を行い、有効性と毒性を評価した。

<結果>
・最終解析に7ランダム化試験を組み入れ解析を行った。
・シスプラチン併用放射線治療が行われた患者と比較して、セツキシマブ併用放射線治療が行われた患者の全生存(OS)が不良で、局所領域制御(LRC)も不良であった。
・無増悪生存(PFS)も全生存(OS)や局所領域制御(LRC)と同様の傾向が認められた。
・サブグループ解析において、導入化学療法が行われていない場合に、シスプラチン併用放射線治療と比較して、セツキシマブ併用放射線治療の全生存(OS)が不良であった。
・重篤な有害イベント(SAEs)のプロファイルは両群間で異なりがみられ、重篤な有害イベント(SAEs)の発生数に関しては両群間に明らかな差を認めなかった。

<結論>
・頭頸部扁平上皮がんにおいて、シスプラチン併用放射線治療と比較して、セツキシマブ併用放射線治療では治療の有効性が明らかに不良であった。


LEAVE A COMMENT