リンパ節転移>緩和照射

 

リンパ節転移>緩和照射


Yamaguchi K, et al. Radiat Oncol. 2021. PMID: 34530897

・有痛性リンパ節転移(painful lymph node metastases)に対する緩和照射
・後ろ向き研究、日本
・背景:有痛性リンパ節転移(PLM, painful lymph node metastases)に対する放射線治療に関するエビデンスは限られています。
・前向き観察研究のサブグループ解析にて、有痛性リンパ節転移に対する放射線治療の有効性を評価しました。
・方法:Primary studyにおいて、302例の有痛性腫瘍に対し放射線治療が行われました。
・今回の研究では、これらのうち有痛性リンパ節転移に対し放射線治療が行われた患者の解析を行いました。
・Brief Pain Inventory short formを用いて疼痛の強さ および 疼痛による患者の生活への支障を評価しました。
・放射線治療開始後、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月時点の Brief Pain Inventory および 鎮痛薬のデータを収集しました。
・疼痛の奏効は International Consensus Endpointを用いて評価しました。
・結果:25例の有痛性リンパ節転移に対し放射線治療が行われていました。
・15例(60%)で疼痛の奏効が得られていました。
・評価可能な患者における疼痛奏効率は、1ヶ月 66%、2ヶ月 67%、3ヶ月 57%。
・疼痛インデックススコア(index pain scores)(中央値)は、治療前(7)、1ヶ月(2)、2ヶ月(0)、3ヶ月(0.5)。
・1ヶ月時点で、全ての疼痛による支障スコア(pain interference scores)は治療前より低下していました。
<結論>有痛性リンパ節転移に対する放射線治療により疼痛の強さが低下し、疼痛による生活への支障が減少していました。有痛性リンパ節転移に対する放射線治療は有効な治療選択肢かもしれません。


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