併用薬剤>ペルツズマブ/トラスツズマブ

 

併用薬剤>ペルツズマブ/トラスツズマブ


Aboudaram A, et al. Cancers (Basel). 2021. PMID: 34638275

・HER2受容体過剰発現、乳がん患者に対するペルツズマブ/トラスツズマブ(パージェタ/ハーセプチン)併用放射線治療
・後ろ向き研究、フランス
・背景:遠隔転移を有する乳がん患者において、ペルツズマブ/トラスツズマブによる抗HER2療法と放射線治療の同時併用は治療戦略の重要な一部です。
・方法:ペルツズマブ/トラスツズマブ併用放射線治療が行われた患者を後ろ向きに解析した。
・NCICTCAE v4.0を用いて毒性を評価した。
・化学療法により制御が良好な患者において、全生存、無増悪生存、局所領域無再発生存を評価した。
・局所治療の施行に関しては multidisciplinary teamにより決定された。
・結果:2013年10月-2019年12月、55例に治療が行われていた(経過観察期間 [中央値] 4.1年)
・年齢(中央値)53歳(28-81歳)
・全例に対し根治線量の放射線治療とペルツズマブ/トラスツズマブの同時併用が行われていた。
・放射線治療の照射線量(中央値):50 Gy。
・有害イベントは、併用による明らかな増加を認めず、Grade 3 皮膚炎が3例(5.4%)に認めるのみであった。
・明らかな消化管毒性や心毒性の発生はみられなかった。
・左室駆出率(LVEF)の化学療法前から放射線治療後の差は -2.43%(p<0.01)であった。
<結論>今回の研究結果から、局所領域への放射線治療とペルツズマブ/トラスツズマブの同時併用の忍容性は良好で、HER2陽性乳がん患者では放射線治療とペルツズマブ/トラスツズマブを安全に併用可能であることが示唆される。


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