併用薬剤>免疫チェックポイント阻害剤>PD-1/PD-L1阻害薬

 

併用薬剤>免疫チェックポイント阻害剤>PD-1/PD-L1阻害薬


胸部照射


Zhou X, et al. Lancet Oncol. 2021. PMID: 34391508

・臨床試験におけるPD-1 / PD-L1阻害剤ベースの併用療法に伴う治療関連有害イベント
・システマティックレビュー/メタアナリシス(PROSPERO, CRD42020189617)
・背景:現在、多数のPD-1 / PD-L1 阻害剤を併用したがん治療の臨床試験が進行中。
・治療関連有害イベントを理解することは非常に重要。
・今回の研究の目的はさまざまな併用療法における治療関連有害イベントの発生割合やプロファイルを評価すること。
・方法:化学療法、分子標的薬(targeted therapy)、免疫療法、放射線治療とPD-1 / PD-L1阻害薬との併用を行った臨床試験のシステマティックレビュー/メタアナリシスを行った。
・2000年1月-2020年5月の期間のPUBMED, EMBASE, Cochrane databaseを検索した。
・前向き研究で治療関連有害イベントを報告 / テーブルデータが報告されている研究のみを対象とした。
・逐次併用、3つ以上のクラスの治療を併用しているもの、登録症例数が10例未満の試験は除外した。
・主要評価項目:治療関連有害イベントの発生割合とプロファイル。
・結果:2540レコードが同定され、161研究(17,197例)が組み入れ基準を満たした。
・化学療法併用;治療関連有害イベント発生率: any 97.7%、Grade 3+ 68.3%
・分子標的薬併用;治療関連有害イベント発生率: any 94.5%, Grade 3+ 47.3%
・免疫療法併用;治療関連有害イベント発生率: any 86.8%、Grade 3+ 35.9%
・放射線治療併用;治療関連有害イベント発生率:any 89.4%、Grade 3+ 12.4%
・これら4つの併用療法において、頻度の高い有害イベント(any grade)は、貧血(45.4%)、疲労(34.3%)、嚥下障害(30.0%)であった。
・頻度高い有害イベント(Grade 3+)は、好中球減少(19.6%)、高血圧(9.3%)、リパーゼ上昇(7.2%)、リンパ球減少(10.3%)であった。
・組み入れられたランダム化試験は全てバイアスリスクは低かった。
<結論>今回、PD-1 / PD-L1阻害剤ベースの併用療法に伴う治療関連有害イベントを評価した。今回の結果は臨床医にとって日常臨床における毒性に関する重要な情報。


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