子宮頸がん>化学放射線療法>遺伝子変異

 

子宮頸がん>化学放射線療法>遺伝子変異


Kuno I, et al. Sci Rep. 2021. PMID: 34584128

・局所進行子宮頸がん患者において、生検標本を用いて、50のがん関連遺伝子のターゲットシーケンス解析を行い、臨床病理学的因子や遺伝子変異と予後の関連性を検討した。
・対象:2008年1月-2017年12月、FIGO stage III-IVA期、子宮頸がん患者で放射線治療/同時化学放射線療法を施行した70例を解析した。
・遺伝子変異が47/70例(67%)で検出され、主な遺伝子変異:PIK3CA(51%)、FBXW7(10%)、PTEN(7.1%)、TP53(5.7%)。
・The Cancer Genome Atlas(TCGA)データセットと比較して、今回の検討ではPIK3CA変異の頻度が高かった(p=0.028)が、他の遺伝子変異の頻度は同様のものであった。
・TP53変異の認められた患者では、無増悪生存が有意に不良であった(HR 3.53, p=0.042)
・腫瘍径が大きい(>70 mm)患者の予後は不良であった(HR 2.96, p=0.0048)。
・Non-HPV 16/18 遺伝子型の患者では、HPV 16/18遺伝子型の患者と比較して予後が不良であった(HR 2.15, p=0.030)。
<結論>局所進行子宮頸がん患者において、同時化学放射線療法が施行された場合でも、TP53遺伝子変異、大きな腫瘍径、non-HPV 16/18遺伝子型が不良な無増悪生存と関連していた。


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