脳転移>術後照射>定位放射線治療>分割定位放射線治療>後ろ向き研究

 

脳転移>術後照射>定位放射線治療>分割定位放射線治療>後ろ向き研究


Rogers S, et al. J Neurooncol. 2021. PMID: 34546498

・脳転移に対する術後定位放射線治療
・後ろ向き研究、スイス
・目的:脳転移に対する外科的摘出術後の術後腔に対する5分割照射による分割定位放射線治療(hfSRT, hypofractionated stereotactic radiotherapy)の治療成績を評価すること。
・方法:術後腔に対し30 Gy/5回の照射を行った(Brain – GTVが20 cm3を超える場合には処方線量を 25 Gy/5回に減量した)
・評価項目:局所再発、結節性髄膜再発(nodular leptomeningeal recurrence)、新規脳転移、放射線脳壊死
・また、術後に分割定位放射線治療(3-5分割)が行われた文献報告のレビューを行った。
・結果:39例、40術後腔を解析した。
・術後腔の局所制御率:1年 33/40(82.5%)であった。
・30 Gy/5回照射後に3部位に局所再発、25 Gy/5回照射後に4部位に局所再発が認められた。
・結節性髄膜再発が7/40病変(17.5%)に認められた。
・Grade 3-4毒性の発生を認めず、脳壊死も認められなかった。
・遠隔脳転移再発が15/40病変(37.5%)に認められた。
・全生存期間(中央値)15ヶ月
・13文献を評価したところ、平均局所制御割合(weighted mean local control)は83.1%、結節性髄膜再発発生率 14.9%(7-34%)、平均放射線脳壊死発生率 10.3%(0-20.6%)であった。
<結論>Brain – GTVが20 cm3を超えないようにした、脳転移に対する外科的摘出術後の術後腔に対する 25-30 Gy/5回の照射による局所制御率は82%を超えており、目立った毒性の発生を認めなかった。


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