食道がん>化学放射線療法>併用レジメン>DCF

 

食道がん>化学放射線療法>併用レジメン>DCF


Higuchi K, et al. Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2014. PMID: 24867539

・食道がんに対するドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシル(DCF)併用化学放射線療法
・第2相試験、日本、KDOG 0501-P2
・目的:以前の第1相試験において、進行食道がんに対するドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシル(DCF)併用根治的化学放射線療法は忍容可能で有効であることが示唆されている。
・今回、第2相試験によりDCF療法併用化学放射線療法の有効性と毒性の確認を行った。
・対象と方法:治療歴のない胸部進行食道がん(T4 および / あるいは M1 リンパ節転移)
・化学療法:ドセタキセル(35 mg/m2)、シスプラチン(40 mg/m2)on day 1、フルオロウラシル(400 mg/m2)on days 1-5、2週毎を放射線治療に同時併用した。
・放射線治療:61.2 Gyにて試験を開始したが、食道炎 および 晩期毒性を減少するために50.4 Gyへ減量した。
・結果として、化学放射線療法時に同時併用するDCF療法は4サイクルから3サイクルとなった。
・主要評価項目:臨床的完全奏効割合(cCR, clinical complete response rate)
・結果:42例が登録された。
・年齢(中央値)62歳、全身状態 PS 0 14例、PS 1 25例、PS 2 3例
・照射線量:61.2 Gy 12例、50.4 Gy 30例
・臨床的完全奏効率:52.4%(95% CI 37.3-67.5)、61.2 Gy群 33.3%、50.4 Gy群 60.0%
・無増悪生存期間(中央値)11.1ヶ月、生存期間(中央値)29.0ヶ月
・3年生存割合:43.9%
・Grade 3+毒性:白血球減少(71.4%)、好中球減少(57.2%)、貧血(16.7%)、発熱性好中球減少症(38.1%)、食欲低下(31.0%)、食道炎(28.6%)
<結論>ドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシル(DCF)併用放射線治療では骨髄抑制や食道炎が高頻度で認められるものの、高い有効性が認められ、進行食道がんに対する有望なレジメン。有効性および安全性の結果から、ドセタキセル/シスプラチン/フルオロウラシル併用放射線治療の照射線量としては50.4 Gyが推奨される。


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