食道がん>化学放射線療法>導入化学療法>vs. 化学放射線療法単独

 

食道がん>化学放射線療法>導入化学療法>vs. 化学放射線療法単独


Liu S, et al. Nat Commun. 2021. PMID: 34188053

・食道扁平上皮がん;導入化学療法+同時化学放射線療法 vs. 同時化学放射線療法
・第2相ランダム化試験、中国
・目的:外科的手術が適さない食道扁平上皮がん患者(110例)において、化学放射線療法単独と導入化学療法 + 同時化学放射線療法の有効性と安全性を比較した。
・主要評価項目:全奏効割合(ORR, overall response rate)
・副次評価項目:全生存
・全奏効割合:導入化学療法群 74.5%、同時化学放射線療法単独群 61.8%(p=0.152)
・3年全生存割合:導入化学療法群 61.8%、同時化学放射線療法群 38.1%(p=0.584, HR 0.88, 95% CI 0.54-1.41)
・Grade 3-5有害イベント発生割合は両群で同様であった。
・事後解析(post hoc analysis)において、導入化学療法に対し奏効した患者では生存成績が良好であった。
<結論>切除不能食道扁平上皮がん患者に対する同時化学放射線療法へ、導入化学療法を追加することによる奏効割合や生存成績の改善効果は認められなかった。


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