骨転移>体幹部定位放射線治療>長管骨

 

骨転移>体幹部定位放射線治療>長管骨


Ito K, et al. Jpn J Clin Oncol. 2021. PMID: 34648002

・目的:長管骨転移に対する体幹部定位放射線治療(SBRT, stereotactic body radiotherapy)の治療成績を評価すること。
・方法:2016年7月-2020年11月、長管骨に対し体幹部定位放射線治療を施行した患者データを後ろ向きにレビューした。
・処方線量:30-35 Gy/5回
・局所再発(local failure)、有害効果を評価した。
・局所再発:画像的な照射野内の腫瘍増大と定義した。
・有害効果:NCICTCAE ver5にて評価した。
・結果:17例、19病変を評価した。
・大腿骨13病変、上腕骨4病変、橈骨2病変
・経過観察期間(中央値)14ヶ月(3-62ヶ月)
・局所再発割合:12ヶ月 0%、18ヶ月 11%。
・体幹部定位放射線治療後、2例に有痛性の大腿骨骨折(Grade 3)の発生がみられた(体幹部定位放射線治療2ヶ月後、46ヶ月後)
・いずれの患者も人工関節置換術が行われ、手術後には正常歩行が可能となった。
・晩期では1例に神経根障害が認められ、他の1例に浮腫(Grade 2)が認められた。
・経過観察期間中、他のGrade 2+の急性期 / 晩期毒性は観察されなかった。
<結論>長管骨に対する体幹部定位放射線治療後の局所制御は良好、2例に大腿骨骨折が認められた。骨折は期待生命予後に直接的には寄与しないため、長管骨へのオリゴ骨転移に対する体幹部定位放射線治療は禁忌とすべきではない。


<< 骨転移>体幹部定位放射線治療